難聴患者の耳鳴り体験記

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補聴器の店選び:その②

難聴患者:それからこれが一番重要なんですけど、デモ機の貸出期間もあらかじめ確認しておいた方がいいです。さっきも言いましたけど、補聴器を着けてしばらくすると必ず「ちょっとここをこうしてもらえませんか」というような所が出て来るんですね。その時にどれだけ対応してもらえるかがそのお店の善し悪しを分ける所だと思いますね。それと当然アフターケアをどの程度まで見てもらえるかでしょうね。

-:そんな事までしてもらえるんですか。でもそこまでしてもらうっていう事は価格的にも高い物になるんでしょうね。

難聴患者:そうですね。高いものはびっくりするくらい高いです。でもそれだけの価値もある物ができますね。

-:具体的にはいくら位なんですか?

難聴患者:2~30万円以上のものもあるし、もっと高いものだってありますよ。反対に安いものだと19,800円くらいでもあります。よく新聞雑誌の広告などで見かけるんですけど、そんなのはたぶん集音器の部類に入るんだとは思いますけどね。

-:最近補聴器もデジタルの物があるって聞くんですけど、アナログとデジタルの違いって何ですか?

難聴患者:テレビでも最近デジタル物が出ているのでわかると思うんですけど、アナログテレビとハイビジョンのテレビって映像の鮮明さがまるで違うじゃないですか。それと同じで音質もアナログとデジタルの差は歴然としてあります。

-:そんなに違うんですか。

難聴患者:一旦デジタルの音を聞いてしまうともうアナログには戻れないです。それ位の差だと思ってもらっていいと思います。昔のアナログタイプだとどうしても日常の雑音も耳障りなくらいに入るし、「ピーピー」とか「シャーシャー」とかハウリングを起こしたりもします。その点デジタルはほとんどそういうこともなくて、クリアな音を再現してくれますね。

2009年4月 3日|

カテゴリー:補聴器について

補聴器の店選び:その①

-:補聴器の店選びの件なんですけど、やっぱり実績を見て決めた方がいいということなんですか?

難聴患者:モノ選び、全てについて言えることなんですけど、そのお店の実績は当然買う基準の一つにはなると思いますね。それに加えてその店のスタッフの質、というか親切度みたいなものが補聴器選びにとっては重要ですね。そのためには医療機関からの紹介やすでに補聴器を買った人からの口コミが補聴器のお店選びの判断基準になると思います。

-:なるほど。

難聴患者:どうしても補聴器を買う人は高齢者が多いんで、お店の人の言いなりになって購入すると、家に戻って初めて家族に相談した時「なんでこんな物を買ってきたんだ」って言い争うこともあるって聞いた事があります。

-:本当ですか?

難聴患者:だってそうでしょう、高価な物なんですよ。片耳数十万円するものもザラにあるんですから。

-:そんなにするんですか?

難聴患者:それから本人としては納得して購入して戻っても、ちょっと使っているうちにすぐ調子が悪くなって、買ったお店に持って行くと「それはもう保証外ですから」なんて言われてしまって、泣き寝入りするしかなかったりっていう話はよく聞きますし。

-:そんないい加減な売り方もしてたりするんですか?

難聴患者:それは全部が全部じゃないと思いますけど中にはあるっていうことです。だからこそ、お店の信用、担当者の接客態度、資格の有無、アフターケアの程度や期間などをしっかりチェックして十分すぎるくらいの下調べはしておいた方がいいと思います。

2009年4月 3日|

カテゴリー:補聴器について

補聴器は片耳か両耳か

-:補聴器っていうのは(装着するのは)片耳でいいんですか?

難聴患者:補聴器は基本的には両耳に補聴器を装着するのがいいみたいなんですけど、どうしても高価な物だし紛失や落下で壊れることも多いので、(片耳あれば)日常の生活には不自由しないっていう事で片耳だけ補聴器をしている人も多いです。

-:そうですよね、あまり両耳に補聴器している人って見ませんよね。

難聴患者:まあ、眼鏡と一緒なんで、人それぞれ右目と左目の視力が違ったりして、矯正の度合いも両目で違うことも多いと思うんですけど、自分の場合も左耳の方がずいぶん聞こえが悪いんで、イヤホンを両耳にするとどちらに音を合わせていいものか迷う事もあります。それと片耳だけに補聴器をする事で、装着していない方の耳からは日常の自然の音を拾うことができるので、それはそれで大事なことだと思いますね。

-:そうなんですね。

難聴患者:どうしても両耳が塞がれてしまうと、自分も経験あるんですけど、例えばヘッドホンしている人って周りの環境や雰囲気に全く左右されずに我が道を行くっていうか、ちっとも周りを気にしていないようで危ないじゃないですか。そういう状態って日常生活をしていく上でも不安だと思うんですよね。自然な感覚が無くなるというか。

-:なるほど。自分も眼鏡をしていて片目は乱視があるんですけど、悪い方の眼に眼鏡の度を合わせると、良い方の目も悪くなってしまいますからね。

難聴患者:そうでしょうね。

2009年4月 3日|

カテゴリー:補聴器について

補聴器を選ぶコツ:その②

-:よく広告なんかでもオーダーメイド補聴器なんかが出ていますけど、それはどんな物なんですか?

難聴患者:さっきも言いましたように、オーダーメイド補聴器というのは、その人に合った物を作ることなんですけど「オーダーメイドだからあそこに行けば大丈夫」というものでもなくて、それは補聴器を使う本人が耳につけて納得できるかどうかで決まるのであって、あまり広告とかに惑わされない方がいいと思います。

-:そうですよね。

難聴患者:それから価格の面なんですけど、やっぱり安いのはそれなりも聞こえというかそれなりのアフターフォローしか受けられませんね。やっぱり高価な物はそれだけの信用とメンテナンスも受けられる場合が多いですね。

-:商品は何でもそうでしょうけどね。

難聴患者:特に補聴器については、本当に自分に合った物を、世界に一台しか作れないくらいの技術がある所で十分吟味・納得して買うことをお勧めします。ある一定期間試しに補聴器を付けさせてもらえるサービスはもう当たり前で、それでも必ずどこか自分の耳の穴にしっくりこないことの方が多いんで、不具合があった場合しっかり担当者に伝えて作り直してもらった方がいいです。やっぱり一年二年と着用していくとなにがしかの不具合が発生してくるのも補聴器としての宿命だと思いますし、その時いかにアフターフォローしてもらえるのかが、重要なポイントになってくると思います。

-:なるほど。

難聴患者:補聴器というのは年がら年中、起きているときはずっと身につけて、しかも耳の穴の中に装着している物なんで、動いている振動や人間の体温、耳の穴の中の状態によって補聴器の性能も狂ってくることが多いので、必ず定期的にメンテナンスしてくれるアフターフォローのいい所を選ぶ必要があるんです。

-:だからお医者さんとの連携のきいた信用のあるお店を選ぶことが大事なんですね。

難聴患者:そうですね。それができる所がいいお店です。

2009年4月 3日|

カテゴリー:補聴器について

補聴器を選ぶコツ:その①

-:選ぶ基準みたいなものはあるんですか?

難聴患者:補聴器の形としては、「耳かけ式」「耳穴式」「ポケット型」というのがあります。まず「耳かけ式」なんですけど、これは少し形も大きくて、補聴器の本体を耳たぶに引っかけて、イヤホン部分を耳の穴に入れるタイプの事です。いかにも「私は補聴器をしてます」っていうのが周りの人にもわかりすぎるくらいわかりますね。

-:そんなに目立つ物なんですかね。

難聴患者:老人性難聴の方は別に見かけにはこだわらない人も多いんですけど、若年性で軽度難聴の人にとっては、あまり耳がよくないということは知られたくない場合が多いので、少し嫌がりますね、このタイプは。

-:ああ、そういえばわかります、年とった方に時々見られますよね。

難聴患者:耳かけ式と一緒でポケットタイプもそうなんですけど、周りから見れば「この人耳が悪いん」だって一見してすぐわかるんで、人によっては大きな声で話してくれたりしてありがたいことはありがたいんですけど、でも反面それを付けているだけで障害者のように扱われるのが嫌で目立つのを嫌がる人もいます。これは確かですね。

-:「耳穴式」というのはどんなタイプなんですか?

難聴患者:これが今一番出回っている主流のタイプだと思うんですけど、これは耳の穴の中にスッポリ入ってくる形をしているんですけど、それだけ小さいとやっぱりお値段も高価にならざるを得ないんですよね。

-:その耳穴式っていうのは、耳の穴に完全に入ってしまって周りからは見えない物なんですか、それとも少しは出ていて見える物なんですか。

難聴患者:それは色々なタイプがの物が出てますよ。本体すべてが耳の穴の中に入るのもあれば、イヤホン部分だけ耳の穴に入って、それから細い細いコードが付いて、本体もすごく小さくて耳たぶの後ろに隠れてしまうタイプもあります。それは好みで選ぶのが良いでしょうね。

2009年4月 3日|

カテゴリー:補聴器について

補聴器はどこで買う?

-:補聴器っていうのは一体どこで買う物なんですか?

難聴患者:今自分も色々探してはいる最中なんですけど、結局補聴器を買うのは眼鏡の場合と一緒です。眼鏡を買うときはまず眼科でいろいろ目の検査をしますよね、そして処方箋を書いてもらって、それを持って指定の眼鏡屋さんへ行って、そこでもまた目の検査をしてもらって、最終的にその人に合った眼鏡を買いますよね、それと一緒です。

-:眼鏡屋さんですか?

難聴患者:自分の知っている限りでは眼鏡屋さんで補聴器を売っているのは知ってます。たまに補聴器センターみたいな所もあるんですけど、やっぱり医療器具としての扱いで眼鏡屋さんで購入するのが無難でしょうね。

-:実は最近よくネットでいろいろ買い物をしているんですけども、補聴器をネットで買うっていうのはどうなんですか。ネットで買うと色々な物が安く買えますよね。

難聴患者:それはどうなんですかね。やっぱりその人に合った物を、専門家の説明を聞きながら納得して買うことが一番重要だと思うし、ネットでの購入はあまりお勧めしませんね。

-:そうなんですか。

難聴患者:それにネット上でもネット購入経験者の口コミとして「高額な補聴器を買ったのに、アフターフォローが充分してもらえなくて失敗した」っていう話もよくありますからね。補聴器で一番重要なのはやっぱり選び方なんで、最終的にはいかに自分に合った物を選ぶか、これに尽きると思いますね。

-:補聴器を医療器具として考えたら、やっぱりその方が無難かもしれないですね。

2009年4月 3日|

カテゴリー:補聴器について

補聴器と集音器の違い

-:話は変わるんですけど、集音器ってありますよね。あれって基本的に音を大きくするような物なんですか。

難聴患者:その事については(補聴器などに)詳しくない人から良く言われるんですけど、それは補聴器と集音器を一緒に考えているんだと思います。

-:(補聴器と集音器は)違うんですか?

難聴患者:基本的に違う物だと思ってもらった方がいいです。集音器っていうのは基本的に音を大きくするだけの物、僕も今使っていますけど、耳元スピーカーみたいなもんですね。

-:ああ、何となく雰囲気はわかります。

難聴患者:補聴器っていうのは、基本的に医療器具と思ってもらった方がいいでしょうね。だから眼鏡の度を合わせるのと一緒で、聴力を検査してもらってその人にあった聴力に合わせて補聴器を処方してもらうと考えた方がいいです。

-:ああなるほど。カスタマイズじゃないですけど、買ったお店で自分専用に調整してくれるっていうことですね。

難聴患者:そうですね。そのカスタマイズできるかどうかがそのお店のセールスポイントであり、補聴器の特性だと思います。ただ単に耳が悪いから、音が聞こえないから、だから音を大きくするだけでいいっていうのとは訳が違いますからね。音を大きくするだけだったら集音器でいいんであって、日常の音をその人の耳にあった音に調節する事が補聴器としての役割だと思います。

-:なるほど。確かに耳の聞こえ方って人それぞれ違うでしょうからね。

難聴患者:そういう事ですね。

2009年4月 3日|

カテゴリー:補聴器について

補聴器の種類

-:補聴器に関してはどんなものがあるんですか?

難聴患者:自分も今みたいな難聴とか耳鳴りという症状が出てきてから、ずっと良い補聴器はないかと探してはいるんですけどね。

-:色々あるんですか?

難聴患者:色々、ほんと色々ありますね。「価格の安いのはやっぱり(程度が)それなりでよくない」とか「価格が高いのはやっぱりいいですよ」とか、いろいろ人によって感想も違います。

-:結構需要があるんですね。

難聴患者:人間として、「見える」「聞こえる」っていうのはやっぱり一番五感の中でも大事で、これが失われることが人間として一番ショックじゃないかと思うんですよね。だから目の場合はいろいろ、例えば白内障って手術すればまた見えるようになるじゃないですか。でも自分の調べた限りでは難聴はなかなか治らない。ましてや耳鳴りに至っては現代の医学では治らないと言われているし、それなら補聴器で少しでも聞こえが良くなるものならって普通思いますよね。

-:そうですね。

難聴患者:感音性難聴のように内耳の障害、または脳神経の障害で聞こえないというんだったら補聴器もあまり役に立たないのかもしれないんですけど、自分の様な伝音性難聴みたいに、中耳や外耳の障害でまだまだ聞こえている人間にとっては、少しでも良く聞こえるように、良い補聴器があれば欲しいと思いますよ。それに日進月歩で補聴器の性能も良くなっているので、少しでも感度のいい自分にあったものが出てくる来たらいいなって思ってます。

2009年4月 3日|

カテゴリー:補聴器について

難聴に効く薬

-:難聴ですけど、薬で治る事って言うのはあるんですか?

難聴患者:炎症や事故なんかで耳が障害を受けた時なんかはステロイド点耳薬とかで治療もできるんでしょうけど、どうしても慢性的な病気となると治療用のトレーニングなんかは別として、薬としては今のところ治す薬はないと思った方がいいでしょうね。

-:そうなんですか。

難聴患者:それでも何か無いかと思って探してみると、効果の程ははっきりしないんですけどひまわりの種の外皮エキスなんかがあるしいです。

-:どんな効果があるんですか?

難聴患者:これにはクロロゲン酸という成分が含まれていまして、内耳の機能の改善し、血流改善や血圧降下作用もあり、有毒物質の無毒化や抗酸化作用もあると言われ、他にもキナ酸誘導体の働きやもあり、これらは神経突起の成長促進作用を促すと言われています。だから結局、漢方などの薬は、耳鳴りや難聴そのものを治すのではなくて、おおもとの身体の血流をよくしたり、神経の機能を高める作用を持つもので、それらがひいては耳鳴りや難聴を治していく可能性もあると言うことだと思います。

-:そのものではなく、体調などを改善するのが漢方なんでしょうね。

難聴患者:他にもイチョウ葉エキスにしても、血行を良くする、血栓を防ぐという作用から強いては耳鳴りなどを改善すると言われていますね。またアシタバとかもよく耳にするとは思うんですけども、これも老人性難聴や、脳神経の機能の回復に効果があるとも言われています。

-:いろいろあるんですね。

難聴患者:結局、難聴も耳鳴りも現代の医学では治らないんで、身体の調子を整えていく事が結果として耳鳴りや難聴を改善していくんだと思いますね。

2009年4月 3日|

カテゴリー:難聴の治療

ひどい言われよう:その②

難聴患者:普通に考えたら、人間として大人として「そこまで言う必要はないんじゃないの」って思いますけど、各メーカーとしてはこの会に参加したくてもできない中小メーカーだっているわけだし、このお手伝いに参加できるだけでもドクターに認めてもらっているメーカーの証でもあり名誉な事なんだから、もっと自覚を持ってお手伝いをやり遂げると言うぐらいの気迫も持つべきではあるとは思うんですけど、そこまで言われるとさすがにハタから見ててもその耳の悪い担当者に同情してしまいましたね。

-:そりゃ、自分だって同情しますね。

難聴患者:もっとその場の状況を説明するなら、各メーカーも、それぞれ得意分野とかの薬も違うんで、その時は仕切り役の担当者は中堅くらいのメーカーで、耳の悪い担当者のメーカーはその分野でもかなりのシェアを持っていて、一番大手のメーカーだったというのも、その仕切り役の怒りを買ったのかもしれないですね。

-:そうなんですか?

難聴患者:だってそうでしょう。いつもは大手のメーカーの薬ばっかり使われてるんで、中堅メーカーとしてはその薬のおかげで売り上げに苦しんでいるわけだし、隙あらばその薬と入れ替えてやろうと思っているわけですからね。そんないきさつもあって、大手メーカーっていうだけでお手伝いでも楽していると見られたのかもしれないですね。

-:それも一理ありますね。

難聴患者:耳の悪い自分としては決して人事じゃなくて、ちょっとその場に居づらくなりました。そんなこともあって、それ以来自分もそういうお手伝いが結構苦手になってしまいましたね。

2009年4月 3日|

カテゴリー:難聴と仕事